3次元高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で重要成分が判明
AF-08系プロポリスは、ブラジル産プロポリスの中でも、ほかとは違う特徴を持っています。それは3次元高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で各プロポリスを測定すると、グラフのようになります。
*高速液体クロマトグラフィーとは、各成分がピークとして検出され、他の物質のピークと明確に分けられること、およびピークの大きさにより成分の含有量比率が得られる成分分析法です。
AF-08系プロポリスの場合、70分過ぎに高いピークが見られます。この部分は、主にトリテルペノイド(Cが30個結合している物質)が含有していて、モロニック(Moronic)酸、ANWUWEIZONIC酸、Masticadienomic酸、3-oxo oleanolic酸 などが含まれています。
ブラジルの一般的なプロポリスの分析では、右のグラフのように70分過ぎにピークは見られませんでした。このことからAF-08系プロポリスは、ブラジルのプロポリスの中でも限られた地域で採取される、特徴のあるプロポリスだということがわかります。
トリテルペノイドとは、植物に含まれる成分で有名なものでは、朝鮮人参などの薬用人参や五倍子(漢方として使用されています)に多く含まれています。また、マンゴ、カシューナッツ、ピスタチオに含まれている可能性があります。
トリテルペノイドの1種類「モロニック酸」は、抗ヘルペスウイルス作用があることが発表されています。
「Anti-Herpes Simplex Virus Activity of Moronic Acid Purified fromRhus javanica In Vitro and In Vivo」(研究者:富山大学医学部:黒川昌彦先生発表 (現在:九州保健福祉大学薬学部教授))
http://jpet.aspetjournals.org/content/289/1/72
AF-08系プロポリスの今後
1998年にモロニック酸の研究発表を行った、黒川昌彦先生、日本大学の安川憲先生を中心に新たな研究を続け、毎年研究成果を各学会で発表しています。有効成分を探索すること、さらなる効果を発見すること、そして日本の方々の健康に広く役立てて頂くことを目指して進んでいきたいと考えています。